すべての罪は,“そこ”から始まった。
quote:「iPodやティーボ(TiVo)が存在できない状態で,未来を創造してみて欲しい」。エンターテインメント産業は,ファイル共有ソフトのグロックスターとモーフェウスによってユーザーがファイルをダウンロードしたことに対して,ソフトをリリースした会社に責任がないとした下級裁判所の判決を覆してくれるよう,上告している。いままでの判決は,1984年のソニーベータマックスの判決に因ってきたが,それが変わってしまうのではとパソコンオタクたちは心配している。権利を侵害しない利用ができれば適法であると云うソニーベータマックスの判決は,CD-RやiPod,スキャナなど,多くの機器の利用につながっている。
iPodに対して,ファイル共有ソフトで落とした音楽ファイルを聴くためにある,とこきおろしていたのは誰だったろう。忘れたけど,実際のところ,落としたものであれ,自分でリッピングしたものであり,どのMP3ファイルでも再生できるのが,よくよく考えるとiPodの利点であったのだろう。それをせずにいままでみたことも触ったこともないファイルタイプしたサポートしない製品を出して当然売れずに右往左往していたダメな会社もあったが(Impress AV Watchの記事),まぁその話はどぉでもいい。
携帯電話でも,たぶん曲を売りたいからなんだろうけど,パソコンから転送したファイルはさっばり再生できなかったり,できてもあれしてこれしてやっと聴けるような携帯電話ばかりな状態なのが笑える(わたしには他人事なので)。そんな製品しか作れない,ユーザーのことなど誰も考えてなく,せこい利益ばかり追い求めているような会社ばかりなんだから,もうこの国の産業が世界に誇れるものなど,なにもないだろう。…結局,誰がそんなダメな社会を作ったのか,そのダメな社会の元凶はいったいなにか,もう,わかってるよね。
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